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2022年度プロセス指標

目次

A01-カルバペネム・ピペラシリン/タゾバクタム・セフェピムの使用量

A01-カルバペネム・ピペラシリン/タゾバクタム・セフェピムの使用量
J-SIPHEで算出されたデータから作成
集計定義はJ-SIPHEのホームページ参照

A02-カルバペネム系抗菌薬 診療支援実施状況・投与継続割合・投与継続症例の感染症診療支援実施割合

A02-カルバペネム系抗菌薬 診療支援実施状況・投与継続割合・投与継続症例の感染症診療支援実施割合
◎使用データベース:薬剤部AST週報用のデータ
◎対象:カルバペネム系抗菌薬を3日以上使用していた症例
〇アウトカム
AST:ASTによる確認のみ行った症例/支援なし・特定要因: NTMに対するカルバペネム、FNなどある程度の継続使用が許容される症例、すでに当該抗菌薬の使用が終了している症例等/支援なし・分類不能: その他の理由で特に支援を行わなかった症例/コンサルト: 感染症コンサルトとなった症例/DCC: 総合感染症科が診療する症例/最適化割合:(カルバペネム系抗菌薬変更例-コンサルト-DCC)/(対象-コンサルト-DCC)/感染症診療支援割合:分母の対象のコンサルト症例/(カルバペネム系抗菌薬継続例-DCC)*100(%)

A03-ピペラシリン/タゾバクタム 診療支援実施状況・投与継続割合・投与継続症例の感染症診療支援実施割合

A03-ピペラシリン/タゾバクタム 診療支援実施状況・投与継続割合・投与継続症例の感染症診療支援実施割合
◎使用データベース:薬剤部AST週報用のデータ
◎対象:ピペラシリン/タゾバクタムを7日以上使用していた症例
〇アウトカム
AST:ASTによる確認のみ行った症例/支援なし・特定要因: FNなどある程度の継続使用が許容される症例、すでに当該抗菌薬の使用が終了している症例等/支援なし・分類不能: その他の理由で特に支援を行わなかった症例/コンサルト: 感染症コンサルトとなった症例/DCC: 総合感染症科が診療する症例/最適化割合:(ピペラシリン/タゾバクタム変更例-コンサルト-DCC)/(対象-コンサルト-DCC)
感染症診療支援割合:分母の対象のコンサルト症例/(ピペラシリン/タゾバクタム継続例-DCC)*100(%)

A04-カルバペネム使用量と他院データとの比較

A04-カルバペネム使用量と他院データとの比較
◎使用データベース:厚生労働省HPおける「DPC導入の影響評価に係る調査」結果
◎対象:特定機能病院・大学病院におけるMEPMのDOT
〇アウトカム:対象病院における当院の当院の順位

A05-血液培養2セット以上採取率

A05-血液培養2セット以上採取率
J-SIPHEにより図を描出(15歳未満を含む全事例)
集計定義はJ-SIPHEのホームページ参照

A06-カルバペネム系抗菌薬使用前の培養提出率

A06-カルバペネム系抗菌薬使用前の培養提出率
◎使用データベース:BDシステムを用いた電子カルテからの吸い上げデータ
◎対象:成人患者/当該抗菌薬の使用患者
◎除外:アレルギーによる変更や抗酸菌症への投与、周術期のみ投与の場合/他院からの継続例(抗菌薬開始時に適切な血液培養採取されているか診療情報提供書にて確認する)
〇アウトカム
血液培養2セット:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養2セット以上の採取がある場合/血液培養1セット:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養1セットのみ採取されている場合/感染臓器培養:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養の提出はなく、その他感染臓器の培養が提出されている場合/培養なし:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養およびその他感染臓器の培養検査が提出されていない場合/血液培養2セット提出割合:血液培養2セット採取症例/集計対象*100/細菌培養提出割合:(血液培養2セット採取症例+血液培養1セット採取症例+感染臓器培養採取症例)/集計対象*100
※適切な培養検査提出後(血液培養2セット+α)にその結果を基に抗菌薬を変更した場合(escalation)は"血液培養2セット提出あり"として集計した

A07-ピペラシリン/タゾバクタム使用前の培養提出率

A07-カルバペネム系抗菌薬使用前の培養提出率
◎使用データベース:BDシステムを用いた電子カルテからの吸い上げデータ
◎対象:成人患者/当該抗菌薬の使用患者
◎除外:アレルギーによる変更や抗酸菌症への投与、周術期のみ投与の場合/他院からの継続例(抗菌薬開始時に適切な血液培養採取されているか診療情報提供書にて確認する)
〇アウトカム
血液培養2セット:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養2セット以上の採取がある場合/血液培養1セット:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養1セットのみ採取されている場合/感染臓器培養:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養の提出はなく、その他感染臓器の培養が提出されている場合/培養なし:当該抗菌薬開始前(2日以内)に血液培養およびその他感染臓器の培養検査が提出されていない場合/血液培養2セット提出割合:血液培養2セット採取症例/集計対象*100/細菌培養提出割合:(血液培養2セット採取症例+血液培養1セット採取症例+感染臓器培養採取症例)/集計対象*100
※適切な培養検査提出後(血液培養2セット+α)にその結果を基に抗菌薬を変更した場合(escalation)は"血液培養2セット提出あり"として集計した

A08-黄色ブドウ球菌菌血症に対する遺伝子検査実施

A08-黄色ブドウ球菌菌血症に対する遺伝子検査実施
計88例、62例(70%)でGeneXpertSA(GXSA)を実施
MRSA 16/27(59%):死亡9例(4例除外)
MSSA 46/61(75%):死亡20例(5例除外)
◎使用データベース:血液培養サーベイランス/微生物検査データベース/DWH
◎対象:一つの感染症のエピソードでS.aureusおよびS.aureus complexが初めて検出された症例
◎データベースごとの集計情報 
血液培養サーベイランス:初回報告日、対象のID/微生物検査データベース:GeneXpertあるいはフィルムアレイBCID2の実施歴、MSSAかMRSAか/DWH:初回報告日(day0)を基準としたday-1~+2までの使用抗菌薬、day-1~+2を含む入院の有無、day-1~+2における他院紹介の有無、入院がある場合は入院日、退院日、退院転帰(転院、死亡)
〇アウトカム:GeneXpert、FilmArray実施割合:実施者/(全対象者-初回報告日に死亡あるいは転院)*100

A09-黄色ブドウ球菌菌血症における抗菌薬適正化

適正化の割合
MRSA:全体86% 実施例100% 未実施例57%
MSSA:全体94% 実施例98% 未実施例82%
◎使用データベース:血液培養サーベイランス/微生物検査データベース/DWH
◎対象:一つの感染症のエピソードでS.aureusおよびS.aureus complexが初めて検出された症例
◎データベースごとの集計情報:血液培養サーベイランス:初回報告日、対象のID/微生物検査データベース:GeneXpertあるいはフィルムアレイBCID2の実施歴、MSSAかMRSAか/DWH:初回報告日(day0)を基準としたday-1~+2までの使用抗菌薬、day-1~+2を含む入院の有無、day-1~+2における他院紹介の有無、入院がある場合は入院日、退院日、退院転帰(転院、死亡)
〇アウトカム:MRSAにおけるday0までの適正化(抗MRSA薬の使用):day0の抗MRSA薬使用者/(全対象者-初回報告日に死亡あるいは転院)*100/MSSAにおけるday+1までの適正化(抗MRSA薬の中止):day+1の抗MRSA薬未使用者/(全対象者-初回報告日に死亡あるいは転院)*100 ※報告日+1日までの死亡例・転院例を除く

A10-全菌血症(コンタミネーション、判定不能例を除く)のコンサルト支援率

A10-全菌血症(コンタミネーション、判定不能例を除く)のコンサルト支援率
◎使用データベース:血液培養サーベイランス
◎対象:菌血症症例
〇アウトカム:コンサルト支援割合:コンサルトあり/全対象者*100※コンタミ・判定不能を除く

A11-黄色ブドウ球菌菌血症のバンドル遵守率

A11-黄色ブドウ球菌菌血症のバンドル遵守率
◎使用データベース:ICTのサーベイランスデータ、電子カルテ
◎対象:黄色ブドウ球菌血症症例
〇アウトカム:バンドル遵守割合:全バンドル遵守者/全対象者*100/黄色ブドウ球菌血症のバンドル(四半期毎)/血液培養再検(判明から4日以内)・ソースコントロール(※)・心エコーオーダー(判明から4日以内)
※Primary bacteremia, 閉塞機転のない腎盂腎炎, 抜去可能な末梢カテーテル感染はソースコントロールができているものと扱う

A12-カンジダ血症のバンドル遵守率

A12-カンジダ血症のバンドル遵守率
◎使用データベース:ICTのサーベイランスデータ、電子カルテ
◎対象:黄色ブドウ球菌血症症例/カンジダ血症症例
〇アウトカム:バンドル遵守割合:全バンドル遵守者/全対象者*100/カンジダ血症のバンドル遵守割合(半期毎)/血液培養再検(判明から4日以内)・ソースコントロール(※)・眼科診察依頼(判明から4日以内)
※Primary bacteremia, 閉塞機転のない腎盂腎炎, 抜去可能な末梢カテーテル感染はソースコントロールができているものと扱う

A13-コンサルテーション頻度、AST業務頻度

A13-コンサルテーション頻度、AST業務頻度
J-SIPHEで算出されたデータから作成
集計定義はJ-SIPHEのホームページ参照

A14-AST業務内訳

A14-AST業務内訳
◎使用データベース:感染症コンサルトリスト
◎対象:全コンサルト症例
〇アウトカム:月ごとのコンサルト症例数と黄色ブドウ球菌・カンジダの菌血症を理由に支援を行った症例数

A15-診療科内訳

A15-診療科内訳
◎使用データベース:感染症コンサルトリスト
◎対象:全コンサルト症例
〇アウトカム:依頼診療科の内訳(年30例以上のコンサルトがある診療科)

A16-大腸菌(ESBL非産生)菌血症における表示抗菌薬の使用率

A16-大腸菌(ESBL非産生)菌血症における表示抗菌薬の使用率
2018年後半からマスキング・カスケード報告を開始
(2018年3期(7-9月)に介入があり、時間経過とともにマスキングの効果が波及と仮定)
感受性結果報告後の処方抗菌薬について、感受性結果で表示される抗菌薬と表示されたない抗菌薬の処方割合の推移を検討
→有意な変化は見られなかったため、報告マスキングを終了
◎使用データベース:血液培養サーベイランス、DWH
◎対象:ESBL非産生大腸菌菌血症、2016年1月-2022年6月の期間
〇アウトカム:選択報告で表示されている抗菌薬の処方率および、非表示の抗菌薬の処方率の時系列推移(当該抗菌薬処方/対象患者*100)

A17-届け出実施率

A17-届け出実施率
◎使用データベース:薬剤部にてTOSHOシステムより抽出した特定抗菌薬使用データ
◎対象:特定抗菌薬投与患者
〇アウトカム:特定抗菌薬使用時における「特定抗菌薬使用届」提出率:特定抗菌薬使用届提出症例数/特定抗菌薬投与開始症例*100

A18-AMR対策についての理解率

A18-AMR対策についての理解率
◎使用データベース:年2回の全体研修(e-learning)の回答データ
◎対象:以下の設問
・ASTの役割・AMRについて・ウイルス感染症に対する抗菌薬使用について
〇アウトカム:初回正答の割合

A19-TDM実施率

2022年度分はデータ未集計
◎使用データベース:BDシステムを用いた電子カルテからの吸い上げデータ
◎対象:グリコペプチド系(VCM+TEIC)使用患者/除外:TDM実施前に投与終了となった症例・周術期投与症例
〇アウトカム:VCM・TEIC投与患者におけるTDM実施率:TDM実施患者/対象患者*100