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ごあいさつ

宮嵜 英世
病院長 宮嵜 英世

2024年7月に病院長に就任いたしました。病院の理念にもありますように、「最善の総合医療を提供し、疾病の克服と健康の増進を通じて社会に貢献」できるように努力してまいります。

当院の特長として、年間10000台以上の救急車を受け入れる救命救急センター、国際感染症センター、糖尿病総合診療センター、エイズ治療・研究開発センター、国際リンパ浮腫センターなどがあります。ハイブリッド手術室では、CTや血管造影を行いながら清潔な手術を行っております。さらには腹膜偽粘液腫に対する減量手術など非常に高度で特徴的な診療が行われております。

また当院は、地域がん診療連携拠点病院としてがん診療にも力をいれております。手術用ロボット(ダビンチ)が2台稼働しており、がんに対する低侵襲な手術に力をいれております。また、がん総合診療センターではがんゲノム治療や外来治療センター、緩和ケア、AYA支援チームなど様々な取り組みを行っております。

さらに国際診療部を設置して外国人患者診療にも力をいれており、JMIP(外国人患者受け入れ医療機関認証制度)の認証を受けております。

2025年4月にNCGMは国立感染症研究所と合併し、国立健康危機管理研究機構という新機構となります。新機構JIHS(Japan Institute for Health Security)は「これまでにない、世界の感染症対応の推進役となる、国内の感染症総合サイエンスセンター」となる予定です。当センター病院は、日本に88施設しかない特定機能病院として平時は高度な総合医療を提供し、有事には感染症対応、救急医療、集中医療、災害医療などにも取り組みます。

また研究面でもセンター内に研究所、臨床研究センター、国際医療協力局を併設している利点をいかして、国際基準の臨床研究や医師主導治験を行ってまいります。

患者の皆様におかれましては、バイオバンク(血液等の生体資料や医療情報を研究に活用)へのご参加、臨床研究へのご参加をよろしくお願いいたします。

当院はこのように高度な急性期病院、また研究にも強みを持つ総合病院として、地域の皆様および全国民の皆様の健康の実現に向かって邁進する所存です。今後とも、地域の先生方、医療関係者の皆様、患者の皆様のご理解およびご支援をよろしくお願いいたします。