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医療関係者向けのご案内

患者さんの紹介方法

私たちは、すべての検査・治療に付きまして、患者さんのご紹介を承っております。PET-CT検査・シンチ検査は放射線核医学科に、ゼヴァリン治療は血液内科外来に、ご連絡をお願いいたします。紹介方法の流れ図がありますので、以下の説明と共にご覧ください。紹介図1(PDF:289 KB)図2(PDF:361 KB)

まず、シンチ検査・PET検査受付(03-5273-6881)にお電話していただき、検査の日時の予約をお取りください。

検査の時期についてご要望があれば遠慮なくご相談ください。検査の内容、適応などについてのご質問は担当医師、技師がご説明いたします、遠慮なくお尋ねください。

検査の説明書兼予約票を患者さんにお渡し頂き、ご説明ください。

当ホームページより必要書類のダウンロードが出来ます。またご依頼いただければファックスにても送付いたします。特に、PET検査では6時間以上の絶食が必要です。

次に、画像診断検査依頼 兼 診療情報提供書を核医学検査受付03-5273-5251にファックスしてください。

患者さんの来院前にカルテを作成し、いただいた検査目的・臨床情報をもとにあらかじめ検査プランを決めます。適切な検査プランで、正確な診断を得るために、また保険の査定に対処するために、検査目的・臨床情報の記載は、詳細にお願いいたします。

参照過去画像(CT,MRI等なるべくCD-Rでお願いします)、検査説明書兼予約票を患者さんにお渡しいただき、ご来院時に保険証をお持ちいただきますよう、ご説明ください。

なお、参照過去画像の返却を希望されるご施設様は、「要返却」と分かるところへ大きく明記いただけますよう、お願い申し上げます。

検査報告書(紙)および画像(CD-Rにより提供)は、通常検査翌日に発送いたします。

画像やデータにご希望があるとき、治療や外来予定などの日程が迫っているときなど、あらかじめご連絡いただきますようお願いいたします。

心サルコイドーシスのFDG-PET検査

本検査では、18時間絶食が必須です。詳細は別のページに記載していますのでご参照ください。

検査注意事項、保険適応、費用などをこの後で説明しています。そちらもご覧ください。

検査の注意事項

PET検査

検査の前、原則6時間以上(最低4~5時間)は絶食してください。ジュース・スポーツドリンク・栄養剤など砂糖の入った飲み物や菓子、ガムも禁止です。砂糖の入らない緑茶、ウーロン茶、水などは自由に飲んでいただき、脱水は避けてください。栄養剤の点滴は、生理食塩水に切り替えてください。普段服用している薬は、そのまま飲んでかまいません(血糖降下剤は止め)。甘味料を含む鎮痛剤オプソは問題ありません。消化管のバリウムによる造影検査は、PET-CT検査で強いアーチファクトを生じます。バリウムが排出されるまで検査ができませんので、ご注意ください。心臓ペースメーカーを体に入れている方はあらかじめ安全をご確認くださるようお願い申し上げます。

糖尿病の場合

検査前に血糖値が高い場合や血糖降下薬/インスリンを使用した場合は、病巣に薬剤が十分集まらず、病巣が診断しにくくなります。朝から食事をしない、血糖降下薬も飲まない、インスリン注射もしない状態で検査することを原則としますが、1型糖尿病などインスリンの中止が困難な方や、血糖が不安定な方は判断が難しい場合があります。血糖降下薬やインスリン注射を使用されている方は、前もってPET検査室か糖尿病診療医師に御相談ください。

シンチ検査

  • 骨シンチ検査:
    食事、飲み物、運動など一切の制限はありません。撮影直前に排尿していただきます。
  • 肺血流シンチ:
    制限はありません。
  • 腎シンチ検査:
    検査20ー30分前に、水を300ccほど飲んでいただきます。
  • テクネシウム99mによる甲状腺シンチ検査:
    制限はありません。
  • ヨード123による甲状腺シンチ検査:
    ヨード制限が必要です。事前にご相談ください。
  • 心筋シンチ(安静、運動負荷)検査:
    原則朝食止めです。水は飲んでも結構です。基本的に内服薬は飲んできても大丈夫ですが、血糖値を下げる薬は止めてください。
  • 交感神経シンチ(123I-MIBG)検査:
    朝食は食べて頂いて結構です。内服薬はレセルピン、三環系抗うつ剤は中止してください。

その他の検査は心筋シンチ検査に準じてください。

複数の検査を行う場合

複数の検査を行う場合、放射性核種の半減期、エネルギーを考慮し、一定の時間を空けないと2番目の検査ができません。次の表をご参考にしてください。なお、院内の場合、まとめてオーダーしていただければ、検査室で適切な順番を決めて、ご連絡いたします。

最初に投与する核種2番目に投与する核種検査の間隔のめやす
201Tl 99mTc,123I 即日
99mTc 201Tl,123I,99mTc 1日から2日
123I 99mTc,201Tl,123I 2日
81mKr 99mTc 即日
131I 99mTc,201Tl,123I 7日
111In,67Ga 99mTc,201Tl,123I 7日から14日
  • シンチ検査の薬剤は、PET検査にはほとんど影響しません。
  • PET検査の後、シンチ検査は翌日になります。
  • シンチ検査・PET検査は、CT・MRI検査と相互に影響しません。
  • 消化管のバリウムによる造影検査は、PET検査・シンチ検査で強いアーチファクトを生じます。バリウムが排泄されるまで、検査はできませんのでご注意ください。

PET検査の保険適応一覧(2018年改訂版)

2012年4月にFDG-PETの保険適応が改定されました。概要を表にお示しいたします。
患者さんの検査が、保険適応かどうか迷われたときは、遠慮なくお問い合わせください。

  • 代表 電話番号:03-3202-7181 内線番号:2390(核医学受付) 
  • 直通 電話番号:03-5273-6881 核医学受付
  • ファックス番号:03-5273-5251

注)13N-アンモニアPETは、当分のあいだ院内のみとさせていただいております。

FDG-PET/CT検査の保険適用 (2018年4月改訂)

  • てんかん:外科治療のための病巣診断
  • 虚血性心疾患における心不全:バイパス手術検討のための心筋バイアビリティ診断
  • 心サルコイドーシスの診断
  • 早期胃がんを除く、すべての悪性腫瘍、悪性リンパ腫:他の画像診断により病期診断、転移、再発診断ができない時
  • 大型血管炎

13N-アンモニアPETによる心筋血流診断

  • 他の検査で判断がつかない虚血性心疾患

注)悪性リンパ腫の治療効果判定のためにFDG-PET/CTを行った場合については、転移・再発の診断の目的に該当すると考えます。(疑義解釈として厚生労働省が公表に基づく。)

PET検査の費用について

保険なしで自費でFDG-PET検査を受ける場合は、約11万円(税込)です。多くの場合保険がきき、3割負担または1割負担になります。また、画像診断検査兼診療情報提供書(FAX送信用)が紹介状代わりになります。

人間ドックのオプションとしてPET検査を受診される場合、人間ドック科にご連絡ください。(人間ドック参照

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