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核医学治療
RI治療(ゾーフィゴ・セヴァリン)
(注:放射性同位元素をラジオアイソトープ、略してRIと呼ぶことから、ここでは簡単にRI治療と表します。核医学治療とも言います。)
放射性薬剤を注射するだけでできるがんの治療を2種類、行っています。
切除不能神経内分泌腫瘍に対するペプチド受容体放射線核種療法(PRRT)
国立国際医療研究センター病院では、切除不能神経内分泌腫瘍の患者様に対する、ルテチウムオキソドトレオチド(ルタテラ®)を用いたペプチド受容体放射線核種療法(PRRT)を開始致しました。
この治療は神経内分泌腫瘍に取り込まれる性質を持つルテチウムを点滴で静脈から投与して、腫瘍に取り込まれたルテチウムが腫瘍内でβ線と言う放射線を出すことで、腫瘍を崩壊させる治療です。
この治療の適応は以下の通りです。
・ソマトスタチン受容体陽性の切除不能神経内分泌腫瘍であること(当院での受容体シンチグラムで判別可能です)
・医療者の被ばくを避けるため、身の回りのことがご自身でできること、また、尿から排泄される薬剤ですので、入院中は尿道バルーンカテーテルの挿入に同意頂けること
・本治療用に整備した放射線管理のできる個室での入院を必須としていますので、個室料金をお支払い頂くことが可能であること
なお、当院におきまして肺を原発とする患者様は入院担当科の都合で現時点では適応外としております。
他施設より患者様をご紹介頂ける場合は、地域連携室を通して隔週月曜の神経内分泌腫瘍外来、ないしは窓口となります。肝胆膵外科の外来へご紹介下さい。
患者様は、紹介状をご準備の上予約センターより上記外来を予約下さい。