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ゼヴァリン(ゼバリン)(核医学治療)
再発または難治性の低悪性度リンパ腫の治療:ゼヴァリン治療
ゼヴァリンは、CD20陽性の再発または難治性低悪性度リンパ腫に対して適応のあるRI治療薬です。外来治療が可能ですが、薬剤投与前後の管理を目的として、1週間程度の入院にて治療を行うこともあります。当院では2010年1月より実施しています。
この治療では、はじめに診断薬剤のインジウム111標識ゼヴァリンを注射し、ゼヴァリンの体内分布をシンチグラフィーにより撮影し、異常な分布、異常な反応が起きないことを確認します。問題がなければ、翌週、治療薬であるイットリウム90標識ゼヴァリンを静注し、内部照射による放射線治療を実施します。イットリウム90から放出されるベータ線は体の外に出てこないため、周囲の人がひばくする危険は無く、外来治療が可能です。
注)ゼヴァリン:マウス由来遺伝子組み換え抗ヒトCD20モノクローナル抗体イブリツモマブチウキセタン(ゼヴァリン®、リツキサンと同じ)