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アミロイドPET

当院は「アミロイドPET撮像認証」取得施設です。
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認知症で最も割合が多いアルツハイマー型認知症

認知症にはいくつかの種類がありますが、最も割合が多いとされているのが「アルツハイマー型認知症」です。認知症の6割以上を占めるといわれています。

アルツハイマー型認知症の原因

「アミロイドβ」と呼ばれる異常タンパク質が、脳に長い時間かけて蓄積することが発症に関与しています。
蓄積したアミロイドβにより神経細胞に障害をきたし、最終的には脳委縮が生じます。これにより、認知機能の障害が進行していきます。

アミロイドβ蓄積の過程

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アルツハイマー型認知症の経過
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アミロイドPET検査とは

脳内のアミロイドβ蓄積の有無や程度を調べる検査です。 アミロイドβと結合する性質をもった放射性医薬品を注射し、蓄積の程度を可視化します。 かなり早い時期から異常を検出できるため、早期発見・早期治療が可能となります。早期に治療を開始することで、認知症の進行を遅らせることが期待されます。 この検査では、アルツハイマー型認知症で約98%、軽度認知障害(MCI)で約68%が陽性となります。

検査の基本的な流れ

他の検査と違い、検査前の絶食等は必要ありません!!

  • 注射 放射性医薬品を静脈注射します。
  • 安静 注射後は50分から90分、安静にしていただきます。
  • 撮影 PET装置のベッドに横になっていただきます

撮影自体はPET装置のベッドに横になっているだけで、基本的には30分間で終了します。

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アミロイドPET画像

陽性像では脳の皮質()に検査薬剤が集積していることが分かります。これはアミロイドβの脳内沈着を示す所見です。

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アルツハイマー型認知症の治療

脳内に蓄積する異常タンパク質(アミロイドβ)を除去し、認知機能低下の進行を遅らせる点滴治療薬「レカネマブ」が2023年9月に保険承認されました。
この治療薬を使用するには、アミロイドPETが陽性である必要があります。治療に関する詳細は、脳神経内科へご連絡下さい。

 

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