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フルシクロビンPET

フルシクロビン(アキュミン®)PET検査

フルシクロビン(アキュミン®)PET検査とは

初発の悪性神経膠腫の診断を行う検査です。脳腫瘍では主にMRIを用いた画像診断が行われていますが、正常な脳実質と腫瘍の境界は不明瞭なことが多く、腫瘍摘出術の計画時に摘出部位や摘出範囲を適切に判断できない場合があります。この検査は、アミノ酸トランスポーターをターゲットとしたPET用放射性診断薬(18F-Fluciclovine:アキュミン®)を用いて、悪性神経膠腫の腫瘍範囲をMRIよりも正確に画像化することができます。この画像をMRIによる摘出計画時に補助的に用いることで、より正確な摘出範囲の決定が可能になります。この検査は2024年7月に保険承認されました。

検査の基本的な流れ

検査前の絶食等は必要ありません!!
  • 注射 放射性医薬品を静脈注射します。
  • 安静 注射後は10分から40分程度、安静にしていただきます。
  • 撮影 PET装置のベッドに横になっていただきます。
撮影自体はPET装置のベッドに横になっているだけで、基本的には20分程度で終了します。

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フルシクロビン(アキュミン)PET画像

MRIで描出される腫瘍範囲よりもフルシクロビンPET検査で描出される腫瘍範囲は広くなっており、実際には腫瘍がより広範囲及んでいると考えられた。
本症例ではフルシクロビンにより集積が認められた範囲 (すなわち、MRIで描出されるよりも広い範囲)が切除された。

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