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対象にしている病気2

ぶどう膜炎(内眼炎)

ぶどう膜とは、虹彩・毛様体・脈絡膜といった眼の中の茶色い組織の総称です。ぶどう膜に炎症が起きることをぶどう膜炎と言います。約半数は原因不明ですが、感染症や自己免疫疾患といった全身の病気に合併することが多いため、全身の検査が必要になることがあります。サルコイドーシス、ベーチェット病、原田病は3大ぶどう膜炎と呼ばれていますが、結核やHIV感染症に合併したぶどう膜炎が多いのが国立国際医療研究センターの特徴です。治療は薬物療法が基本ですが、合併症のみられる場合に手術が必要となることもあります。サイトメガロウイルス網膜炎はHIV/AIDSのページをご覧ください。

虹彩炎

重症の虹彩炎では角膜の裏側に白血球が付着します

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結核性ぶどう膜炎

いろいろなタイプのぶどう膜炎を生じます。

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左:結核種 中:粟粒結核 右:網膜血管炎

眼部悪性腫瘍

可能な場合には手術や生検などによりまず病理診断をつけ、またCT、MRI、PETといった画像診断を行い、その他の検査結果を総合的に判断して、手術、放射線療法、薬物療法などの治療を選択します。

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左:結膜扁平上皮癌 中:脈絡膜悪性黒色腫 (超音波検査) 右:眼窩腺様嚢胞癌 (CT検査)

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眼窩悪性リンパ腫 (CT検査)

眼部良性腫瘍

希望があれば手術を行い、摘出します。

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左:結膜腫瘍 右:眼瞼腫瘍

眼瞼下垂

まず原因検索を行います。そして適応があれば手術を考慮します。加齢による眼瞼下垂や眼瞼皮膚弛緩症(偽眼瞼下垂)も多くみられます。

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鼻涙管閉塞

流涙のため手術を希望する場合や、涙囊炎を起こしている場合は手術を考えます。手術にはチューブ留置と涙囊鼻腔吻合術があります.

角膜移植

角膜混濁による視力低下などに対して行われます。アイバンクからの角膜提供が必要なため、緊急性のない場合は1年以上かかることもあります。

眼瞼痙攣

症状が強い場合は治療の対象となります。治療としてはボツリヌス毒素(ボトックス)療法などがあります。