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フェローの声
呼吸器内科での呼吸器内科専門医研修を検討されている先生方に
呼吸器内科フェローの塚田晃成と申します。
私は初期研修後の3年目から当院で研修を開始し、内科専攻医研修、呼吸器内科専門研修を修了しました。当院呼吸器内科では新専門医制度に合わせて、呼吸器内科専門医取得を目指した上での内科専門研修が可能です。数多くの連携施設があり、私自身も4年目の1年間は国立がん研究センター病院、聖路加国際病院などの連携施設で内科プログラムとの連動研修を行いました。呼吸器内科専門医プログラムではその他にも静岡県立がんセンター、東大病院などと連携を組んでおり、内科専攻医研修との連動研修を行う上での選択肢が多いことも魅力と思います。
新専門医制度での研修
皆さまご存知のように呼吸器内科の疾患領域は幅広く、専門研修にあたっては市中肺炎から気管支喘息、間質性肺炎、肺癌、肺結核にいたるまで満遍なく経験が必要になります。当院はレジデントの人数も豊富ですが、経験できる症例数や気管支鏡の件数も多く、上級医からフィードバックを受けながら知識や経験を積むことが可能です。手技に関しては月水木金の午前中で気管支鏡検査を行っており、EBUS-TBLBやTBNAは勿論のこと、クライオバイオプシー、バルーン拡張術やEWS、硬性気管支鏡に関してもレジデント・フェローが主たる担当医となり上級医と協力しながら経験を積んでいます。また気管支サーモプラスティの症例数は全国一であり、他院では経験できない手技も実施可能です。多剤耐性結核の治療や直近ではCOVID-19に関してもクルーズ船患者の受け入れ開始以降、軽症から最重症まで幅広く治療を行ってきました。診療科も揃っており他科の先生方とも協力し治療に当たっています。
研究体制
日々の臨床業務だけでなくフェローの研究に関しても当科は盛んに行っています。自身が経験した希少疾患の症例報告は勿論のこと、臨床現場で得られたクリニカルクエスチョンやカンファレンス等で得られた視点を基に、自分が主体となって研究計画を立て論文作成や学会発表を積極的に行っています。私自身も当院でのCOVID-19合併の気管支喘息患者の臨床学的特徴に関してレジストリーのデータを基にデータを収集し、アレルギー学会総会の場で発表を行うことができました。
また、フェローは病院全体や科内で行なっている臨床研究や治験にも携わることも多くなり、最先端の治療薬や今後のエビデンスをどのように構築していくのかに関しても学ぶことができると考えます。
当院の呼吸器内科研修では臨床面も研究面においても、十分な実力をつけることができ当院での研修の後に様々な施設でご活躍されている先生方もいらっしゃいます。内科ならびに呼吸器専門医取得だけでなくフェローに関して少しでもご興味があれば、ほとんどの期間で見学が可能ですので是非ご連絡下さい。お待ちしております。