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AYA支援チーム

AYA支援チーム

15歳~30歳代までの思春期・若年成人をAYA(”あや”, Adolescent and Young Adult)世代と呼びます。AYA支援チームは、就学、就労、妊娠・出産、育児、介護など人生の中でもライフステージが大きく変化するこの時期だからこそ抱えるさまざまな悩みや困りごとのご相談に対応すべく活動しています。

  • 主な活動

入院される方には問診票(「生活のしやすさ」)をお渡しし、AYA支援チームのメンバーが病棟に出向いて身体的・心理的・社会的な側面での困りごとを把握するように努めています。相談のご希望がある場合には、主治医や病棟の看護師に働きかけたり、問題に対応できる専門部署に橋渡しをしたりします。外来でも、心配なこと、気がかりなことがありましたらお気軽に周りの医療スタッフにお声かけください。

また、成人期を迎えた小児がん経験者の方の成人医療への移行の支援も行なっています。

  • メンバー
AYA支援チームには、医師、看護師、薬剤師、心理療法士、ソーシャルワーカーなど多職種が参加しており、全ての診療科の患者さんに対応しています。

・医師(腫瘍内科医、精神科医、産婦人科医)
・看護師(がん看護専門看護師、精神看護専門看護師、がん化学療法認定看護師)
・薬剤師(がん専門薬剤師)
・心理療法士
・ソーシャルワーカー

  • サポートメンバー(必要時)
・医師(乳腺外科医、産婦人科医、血液内科医、臨床遺伝専門医、緩和ケア医など)
・認定遺伝カウンセラー
            など

相談内容の例

黒い三角部分をクリックすると、相談内容例が表示されます。

治療について
・説明を受けた治療や副作用・合併症について気がかりなことや分からないことがある
・外見の変化について知りたい
・治療選択肢がいくつか提示されて決められない
・セカンドオピニオンを受けるにはどうしたらいいの?
・緩和ケアを受けられる病院について知りたい

医療者とのコミュニケーション
・医療者にうまく質問ができない・気持ちが伝えられない
・主治医の説明が難しい

療養について
・自宅で療養したいと考えているが、小さな子どものことが心配
・副作用がつらいときに入院したい

大切な人とのかかわりについて
・がんと診断されたが子どもや親にどう伝えたらいいの?
・結婚を考えているが、パートナーにどのように伝えたらいいの?
・友達にはどう接したらいいの?
・治療があって子どもにかまってあげられない
・家族や友人ががんになったがどうサポートしたらいいの?

情報収集について
・自分に当てはまる情報についてどのように情報を集めたらいいの?
・自分と同じような人はどうしているの?

妊孕(よう)性について
・治療が妊娠や出産に影響しないか心配
・妊孕性を温存するにはどのような方法があるの?

詳細はがん・生殖医療のページもご参照ください。

性のこと
・治療の影響で性欲が低下することもあるの?
・性交渉や避妊についてパートナーと話し合う勇気がない
・がんの治療中に性交渉で注意することはあるの?

専門の相談窓口もあります。こちらのサイトもご覧ください。
認定NPO法人キャンサーネットジャパン もっと知ってほしいがんと生活のこと

AYAカード見本
AYAカード表面
AYAカード裏面


こころのこと
・不安な気持ちを聞いてもらいたい
・気持ちが落ち込んでつらい
・頭が真っ白で何も考えられない

仕事や学校、お金のこと
・今通っている学校に通い続けられるか心配
・進学を考えているが治療と両立できるの?
・これから就職活動をする予定だが、会社にどのように伝えたらいいの?
・仕事と治療は両立できるの?
・職場にはどのタイミングでどのように伝えたらいいの?
・治療中の働き方や休みの取り方について相談したい
・復職できるのか心配
・体調が落ち着いてきたので仕事を探したい
・治療や通院にかかる費用が心配

東京都保健医療局より

東京都ではAYA世代のがん患者さんに必要な情報が届けられるよう「AYA世代がん相談情報センター」を設置しています。
詳細はこちらをご覧ください。
リーフレットもダウンロードできます。


相談窓口

がん相談支援センター

心配なことやご不安なことがありましたらいつでもお気軽にお声かけください!