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治療機器のご紹介
リニアック(直線加速装置)
VARIAN社製 Linac(2台)
CLINAC-iX
X線 Energy:6, 10 MV
電子線 Energy:6, 9, 12, 16, 20 MeV
CLINAC-iX
X線 Energy:6, 15 MV
電子線 Energy:6, 9, 12, 16, 20 MeV
リニアックは、5-10mm幅のマルチリーフコリメータが装備され、強度変調放射線治療(IMRT)、回転型強度変調治療(VMAT)等の高精度放射線治療に対応しております。また、最大照射可能範囲が 40 cm × 40 cm であり、広い範囲の病変でも、形状にあった照射野の設定が可能です。画像照合用のX線管球も搭載しており、毎回の治療前の画像照合により、腫瘍および正常組織の位置を正確に合わせることができます(画像誘導放射線治療:IGRT)。
治療計画CT
Canon社製 AquilionTM64列システム
治療計画を立案するために使用するCT装置です。診断用CTとは異なり、実際に放射線治療を行うときと同じ材質の寝台に寝てもらい、撮影を行います。また、4次元CT(4D-CTという)撮影機能が搭載されており、患者さんの呼吸状況に応じた、また呼吸状況を反映した画像を取得することができます。
呼吸同期システム(VARIAN RPM-System)
患者さんの腹部または胸部に赤外線反射マーカーを設置し、腹壁または胸壁の呼吸による動きを専用のカメラで撮影することで、呼吸状態を取得および確認します。ここで取得した情報をもとに、息止め指示、4D-CT撮影を行います。
治療計画装置
VARIAN社製 Eclipse
治療計画用CT画像を使用して、患者さん一人一人にあった治療を計画する装置です。腫瘍などの病巣に対し、どのような方向からどのような量をどのような強さで放射線を照射するかを最適化計算することが可能です。
治療計画支援装置
MIM software社製 MIM maestro
過去に行った放射線治療の状況等を考慮して計画を行うために、治療計画を補助するためのソフトウェアです。
精度管理・線量測定機器
線量測定機器3D-WaterPhantom
治療計画装置に必要な放射線の強度や線量の分布を測定するために用いる機器です。
半導体多列検出器
計画された治療計画が実際に患者さんに照射される前に、照射する線量が正しいかどうか、また線量分布を再現できるかどうかを確認するための機器です。
電離箱線量計
出力される放射線の量を測定できる機器です。