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診療実績
2022年度

2022年度は外来患者数延べ13,972人、入院患者数(実数)313人、 入院患者数延べ6,101人の診療を行いました。

診療実績

入院実績(2022年)

  1. 入院数(2022年4月~2023年3月):313例 (在院患者数延べ6,101人)
  2. 平均在院日数:19.6日
  3. 入院の疾患内訳 (入院平均年齢:67.6才、男/女= 111/202例)
    1) リウマチ膠原病関連
    関節リウマチ 67(うち悪性関節リウマチ 2), 全身性エリテマトーデス(SLE)28, 抗リン脂質抗体症候群筋炎 1, 筋炎 31(うち多発性筋炎 17 皮膚筋炎 14), 強皮症 7, シェーグレン症候群 14, 血管炎症候群(うち高安動脈炎 5,巨細胞動脈炎 10, 顕微鏡的多発動脈炎もしくは結節性多発動脈炎 25, 多発血管炎性肉芽腫症 2, 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 7,IgA血管炎 2, 白血球破砕型血管炎 1),リウマチ性多発筋痛症 10, RS3PE 2, リウマトイド因子陰性脊椎関節炎 12, SAPHO症候群 1, 成人発症スティル病 16,ベーチェット病 9, IgG4 関連疾患 2, サルコイドーシス 1, 後腹膜線維症 3, 痛風 1,家族性地中海熱 1, 変形性関節症 2(単位:例)
    2) 非リウマチ性疾患
    不明炎症・不明熱 4, アナフィラキシー 1, 地図状網脈絡膜炎 1, Lipschutz 潰瘍 1, 蛋
    白漏出性胃腸症 1, 末梢神経障害 2, 慢性疼痛障害 1, 肺炎ほか感染症 (COVID-19感染症を含む) 34(単位:例)
  4. 入院死亡例:11 例(剖検率 1 / 11)
    ・死亡例の平均年齢は82.8歳, 平均在院日数19.5日, 原疾患は, 関節リウマチ 3例, 血管炎症候群 2例, SLE 1例, 強皮症 1例 で他は特に基礎疾患を認めない入院であった。
    ・死亡原因は, 重症肺炎 6例,間質性肺炎急性増悪 3例, 急性腎不全 27例
    ・入院患者の死亡割合は, 11/313(3.5%)であった. 基礎疾患は入院の多くを占める関節リウマチや血管炎症候群を多く認めたほかに肺炎当番入院が多かった。主なリスク因子は高齢であったが, 重症肺炎に伴う呼吸不全ほか多臓器不全による死亡する例が多かった。
  5. 院外からの紹介入院 (受諾率 ほぼ100%):81例
    ・本年度の入院総数の25.9% が院外からの紹介であった。
    ・紹介元内訳:東京北医療センター 12, 東京警察病院 9, 小張総合病院 7, 同愛記念病院 7, JCHO埼玉メディカルセンター 4, 佐々総合病院 4, 練馬光が丘病院 4, 東埼玉病院 2, 新宿イーストサイドスクエアたけうち内科 2(単位:例)
    ・以下は1例ずつ:自治医科大学さいたま医療センター, 東京医科大学, 東京女子医科大学, JCHO新宿メディカルセンター, 関東中央病院, 心臓血管研究所, 聖母病院, 静岡済生会総合病院, 総合東京病院, 大久保病院, 中野共立病院, 長汐病院,都立大久保病院,東京医療センター, 東京逓信病院, 東京都立広尾病院, 東京病院, 野田病院,うんのクリニック
    おおむら内科循環器クリニック, 宮田胃腸内科皮膚科クリニック, 新宿しまだ内科クリニック, 新宿ヒロクリニック, 新宿南リウマチ膠原病クリニック,西新宿整形クリニック,東京リウマチクリニック,八木クリニック, 落合パークサイドクリニック, 西北診療所, 江古田沼袋診療所
    ・診療連携について:上記のごとく大学病院や地域の基幹病院からの紹介入院が多く, 退院後は逆紹介を可能な限り行った。
  6. 院内からの紹介入院
    ・院内からのコンサルトも積極的に受け入れ、必要に応じて転科加療を行っている。2022年は、入院患者の55/313(17.6%)例が他科からの転科もしくはコンサルト症例であった。

外来実績(2022年)

  • 外来総患者数:延べ13,972人
  • 初診患者数:248人
  • 逆紹介患者数:299件 (逆紹介率 28.0%)

教育

  • 勉強会・抄読会:テーマ別勉強会 UpToDate(毎週月曜)、 最新論文抄読会(毎週木曜)
  • 病棟総回診:毎週2 回(月・木曜 8:30 ~ 9:00)
  • チャートラウンド:毎週2 回(月曜 13:30 ~ 15:30 リハビリ科、 医療連携室ソーシャルワーカー、 病棟看護師・師長との合同カンファレンス; 木曜 13:30 ~ 15:00 診療科内スタッフによる週2回目のカンファレンス)
  • 研修医向けクルズス・レジデント向け関節超音波実地指導:適宜

研究会

当科が世話人となっている定例の症例検討会は以下のとおりです。
( )内は他の参加施設名
2021年度も前年度と同様, コロナ禍のもと、オンライン(Web)ミーティングに移行、もしくは対面開催が難しくなり中止になった研究会もありました。
①東京リウマチ膠原病研究会(順天堂大、日本医大、東大、日大、東京女子医大、東京医科歯科大)
②リウマチ性疾患症例検討会(東大、国立相模原病院、都立駒込病院、埼玉医科大)
③新宿リウマチ研究会(慶応大、東京医大、東京女子医大)
④東京整形外科内科合同カンファランス(東大リウマチ内科、東大整形外科, 国立相模原病院、日赤医療センター)
⑤レインボーミーテイング(聖路加国際病院、千葉大、国立国際医療研究センター国府台病院)
⑥グリーンライン膠原病セミナー(NTT東日本病院、JR東京総合病院、JCHO東京山手メディカルセンター、JCHO東京新宿メディカルセンター、世田谷リウマチクリニック、新宿リウマチクリニック等)
⑦リウマチ肺研究会(JCHO東京山手メディカルセンター、東京女子医大、慶応大、JR 東京総合病院、日赤医療センター、東大呼吸器内科)
⑧リウマチ・膠原病オレンジラインセミナー(河北総合病院、東京警察病院、国立病院機構災害医療センター)
⑨副都心膠原病カンファレンス(山王病院、国立成育医療研究センター、かおり内科クリニック、紀尾井町メディカルクリニック、まつだ整形外科・リウマチ科、たかはしクリニック)
⑩リウマチ薬物治療研究会(千葉大学、済生会習志野病院、国保松戸市立病院、成田赤十字病院、千葉東病院、下志津病院、国立国際医療研究センター国府台病院、亀田総合病院、順天堂大学浦安病院)
⑪新宿肺高血圧研究会(国立国際医療研究センター循環器科、東京女子医大循環器科・小児科、慶応大循環器科)