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腹膜偽粘液腫(腹膜切除と腹腔内温熱化学療法)

腹膜偽粘液腫

腹膜偽粘液腫は、典型的には虫垂の腫瘍が破裂(穿孔)して腫瘍細胞が腹腔内に散らばり(播種)、細胞が産生する粘液が腹腔内に貯留する病態をいいます。

標準治療は腹膜切除と術中腹腔内温熱化学療法(HIPEC)の組み合わせで、病気の根治には唯一の治療法とされています。

欧米各国では治療センターを設置して積極的に治療を行い良好な成績を報告しているのに対し、残念ながらわが国には専門施設が存在しません。

当センターは、腹膜偽粘液腫に対して腹膜切除+術中腹腔内温熱化学療法を行っている、わが国で極めて限られた施設の一つです。

我々は、イギリス・ベージングストークのナショナルセンターと国際共同研究を行っています。

※先進医療(B) 「腹膜偽粘液腫に対する完全減量切除術における術中のマイトマイシンC腹腔内投与及び術後のフルオロウラシル腹腔内投与の併用療法」は目標症例数に到達したため終了しています。混合診療のため、現在は自費診療になります。2022年3月以降に研究結果が公表予定です。

腹膜偽粘液腫