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外科ご紹介

1. COVID-19対策がなされている病院です

当院は、特定感染症指定医療機関(全国で4カ所指定)の1つにあたり、感染症のための陰圧室を整えた感染症用病棟等において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診療を行っています。新型コロナウイルス感染症の患者さんについては、この専用施設で専属の医療スタッフが診療を行っており、外来、入院ともに一般の患者さんと院内で接することはありません。
手術部門においても、COVID-19への対応を開始し、手術数の制限から、ゾーニング、チェックリストの使用、PCR検査とより安全性を追求した対応をしております。もちろん、その間も進行がんや緊急症例は休まず手術やその他の治療を行ってきました。現在は通常の診療体制に戻っています。
院内の感染対策についても、専門のスタッフを配置し、万全を期しております。一般の患者の皆様におかれましては安心して来院下さい。

COVID-19に対するNCGMの対応

こちらをクリックしてください。

2. 外科の活動内容

上部消化管、下部消化管、肝胆膵、乳腺の4つの診療グループを中心に外科のすべての分野において高度な医療を実践しております。当病院の使命でもある臓器別領域のがん診療をはじめとする高度専門手術だけではなく、刺創、多発外傷などの重傷外傷疾患の緊急手術も可能な総合外科であり、もちろん、外科手術の基本であるヘルニア、胆石症、腸閉塞などの良性疾患から高度進行がんの手術や高難度腹腔鏡手術・ロボット手術まで幅広く対応できる総合外科ユニットです。

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(NCGM外科同門会Surgical Clubにて)

また、当院は新外科専門研修プログラム基幹病院となっています。この新専門医制度が開始された2018年に3名の当院プログラムへの参加がありました。当院の外科のスタッフならびに東京大学からの派遣医師とともに、外科専門医育成、さらには海外研修や大学院生の指導も行なっています。外科専門研修医はその後も順調に増加しており、2019年には4名、2020年には5名のメンバーが参加してくれました。順調に研修が進んでいます。
悪性腫瘍(癌)に対しては、縮小手術から超拡大手術まで症例に応じた治療を行い得る診療科であると自負しています。また腹腔鏡下手術(鏡視下手術)を積極的に取り入れており、さらに、悪性疾患以外の外科的疾患にも広く対応しており、緊急入院・手術に対応すべく万全の態勢で取り組んでいます。
詳細は各診療科のHPを参照ください。

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(医局内にて)

3. 手術数

2023年手術件数

  開腹 鏡視下 ロボット 合計
食道切除 0 23 8 31
胃切除 13 26 8 47
膵切除 33 4 3 40
肝切除 61 16 0 77
大腸切除 47 58 52 157
虫垂切除 14 48 0 62
胆嚢摘出 36 106 0 142
ヘルニア 90 71 0 161
CRS 58     58
その他 244     244
合計 596 352 71 1019
緊急手術 入院0-1日 87
   入院2- 日 41
臨時・定時    891
開腹・鏡視下・ロボット手術の割合
悪性腫瘍手術 228
それ以外の手術 791
悪性腫瘍手術(食道癌・胃癌・大腸癌・肝癌・膵癌)の割合

乳腺センター

  2021年度
症例数
全手術件数   188例
乳癌初回手術症例 161例
両側乳癌 3例
乳房切除術 101例
部分切除術 59例
センチネルリンパ節生検 128例
腋窩郭清 28例
センチネルリンパ節生検→腋窩郭清 3例
術前化学療法 27例
同時再建 9例
良性腫瘍 8例
ステレオガイド下マンモトーム 5例
リスク低減手術 4例
その他 10例

4. 高度専門性に関わる治療の例

  • 腹膜偽粘液腫に対する完全減量手術
  • 糖尿病を有する肥満手術の臨床試験
  • 直腸癌に対するロボット手術
  • 重症慢性膵炎に対する自家膵島移植 ほか

5. 海外での国際協力

NCGM国際協力局の援助でベトナム主要病院や中国の病院と友好関係を結び、お互いに手術や管理の勉強、若手医師への教育を行っています。また海外からの医師の見学を随時受け付けております(ベトナム、中国、トルコ、モンゴルなどからきています)。レジデントやフェローでも国際協力局の募集プログラムがあれば現地での研修・見学等が可能です。他国の医療状況を直に感じることができます。

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(ベトナムおよび日本での研修の様子です)

6. 働き方改革に向けて

働き方改革が世の中で少しずつ浸透しつつあります。以前の外科に指摘されてきたような3K環境を改善すべく、回診やカンファレンスは8時に開始、月1回の年休取得や長時間の残業をさせないような、働きやすく、コンパクトな管理ができるような環境を作っています。各自の状況により、時短勤務や土日夜間の応需を減らすことも可能ですし、また、子育てをしながらの勤務も可能です。外科医としてのキャリアを継続することをもっとも重要視しています。

7. 外科専門医育成のために

外科専門医育成のために、首都圏ならびに地方に合計8つの連携施設があり(東京4施設、千葉、山梨、山形、宮城にそれぞれ1施設)、外科専門研修に必要な各領域の手術研修をNCGMの外科6診療科および連携施設で幅広く行うことができます。必修科目を終え外科専門医としての修練が必要な手術経験数に達した後はプログラムに比較的自由度を持たせてありますので、ある程度個人の希望に合わせて研修することが可能です。
詳しくはNCGM外科専門研修プログラムをご参照ください。
外科の中の様子はNCGM外科Facebookもご参照ください。

8. 社会人大学院での学位取得に向けて

研究所との共同研究や(社会人)大学院生の育成にも力を入れています。研究に関しては、診療科での臨床研究と研究所との共同研究を行い、社会人大学院に入学した上で、臨床と研究を両立しながら学位取得に向けての研究が可能です。外科全体で現在5名の大学院生がおり、臨床に研究に頑張っています。

9. その他

外科全体のイベントとしては、年に1回の割合で一般中学生を対象にブラックジャックセミナーを開催しています。これは、外科医の仕事内容を実際に知ってもらい、縫合や吻合を経験することで、できれば3Kと言われてきた外科医の本当の魅力を知ってもらいたいと願い、全医局員が協力して、開催しています。

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(2018年のブラックジャックセミナーにて)
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(2019年外科医局忘年会にて)

10. 研究について

臨床だけでなく、研究活動も行なっています。治験や臨床研究が行われています。
こちらをクリックしてください。

11. 詳細は各診療科のページをご覧ください

おしらせ

2024年8月1日
10月27日(日曜日)にセンター病院でブラック・ジャック セミナーを開催します。
2022年4月13日
3月31日、NYで開催された、IHPBA World Congressで國土典宏理事長が Presidential Addressを行いました
2021年4月5日
腹膜偽粘液腫・大腸癌腹膜播種のセカンドオピニオンは再開しています
2020年3月12日
鼠径ヘルニアの外来手術を始めました。
2017年10月1日
乳腺センターサイトを公開しました。
2013年11月23日
外科・腹膜偽粘液腫のセカンドオピニオン受付を再開いたします。
大腸癌腹膜播腫及び腹膜中皮腫は受付をしておりません。
2013年11月23日
腹膜偽粘液腫、大腸癌腹膜播腫及び腹膜中皮腫(外科)のセカンドオピニオンは、現在受付を中止しています。