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JMECC
(1)JMECCとは
JMECC (ジェイメック:Japanese Medical Emergency Care Course)は、救急医療に接することの少ない内科医が、心停止時のみならず、緊急を要する急病患者に対応できるようになることを目的とした講習会です。日本救急医学会のICLS(Immediate Cardiac Life Support)講習会を基盤としています。また、JMECC受講は、日本内科学会の内科専門研修プログラムの修了要件となっています。
JMECCは1日間で実施されます。午前はICLS講習会に準じて、心停止への対応について学びます。午後は胸痛や呼吸困難など緊急性のある症状を訴える患者を想定したシミュレーション学習を行います。患者の急変を防ぐために初期評価、鑑別診断、検査、治療などを行いつつ、突然心停止に移行した際には迅速に対応できることを目標とします。
(2)当院でのJMECC開催状況
JMECCは2013年から全国の施設で開催されるようになりました。当院では2015年から年2回、主に当院の初期研修医と内科専攻医を対象にして定期開催しています。これまで計11回のJMECCを開催してきました。受講生からは「大変勉強になった」「明日からの臨床現場ですぐに活かせる技術を学ぶことができた」などのコメントをいただき、毎回好評です。
一人でも多くの医師がJMECCに習熟することが、院内の診療の質の向上につながると考えています。今後は、自施設内でJMECCインストラクター育成を行い、より充実したJMECCを開催できることを目標としています。