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診療実績

診療実績(入院患者統計)

小児科 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2017年度 79 76 98 96 116 89 83 75 101 74 58 68 1,013
2018年度 87 88 100 121 121 87 103 84 74 86 68 108 1,127
2019年度 91 88 106 107 95 84 73 66 100 70 52 61 993
2020年度 37 25 49 48 57 54 80 52 66 43 32 41 584
2021年度 36 45 72 81 68 53 41 48 51 30 21 34 580
新生児科 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合 計
2017年度 22 30 26 25 24 19 25 22 21 22 12 21 269
2018年度 30 26 32 29 24 29 19 31 32 27 16 20 315
2019年度 22 23 27 22 21 19 26 25 26 24 24 25 284
2020年度 27 25 29 21 31 16 16 21 19 11 17 20 253
2021年度 13 21 19 17 26 15 28 19 22 11 17 9 217
患者数等  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
新入院患者数  1,439 1,277 830 793
1日平均入院患者数 32.9 33 22.5 22.3
延べ外来患者数 19,377 16,789 11,132 13,294
1日平均外来患者数 78.8 68.8 44.7 54.2
新患数  3,710 3,331 1,586 2,275

国際医療協力

小児科でこれまで行って来た海外派遣および海外からの招へいの形による協力支援は、コロナ流行により完全に停止しました。主にTeams あるいはZoomを使用しての遠隔カンファレンスとして継続しました。
ベトナムの国立フエ中央病院とカンボジア ジャパンハート小児病院に対し小児がん診療能力強化事業による遠隔コンサルトを行いました。インドネシア、モンゴルに対する支援は終了しました。

研 究

小児科の研究開発は細分化されたサブスペシャル領域が基本単位となり行いました。当科の主たるサブスペシャル領域は、小児血液腫瘍、未熟児新生児、小児感染症(HIV・デング・トキソプラズマなどの特殊感染症)、川崎病、小児循環器です。小児疾患患者数は多くの疾患で希少であるため、それぞれの領域における多施設共同研究へ参加することが必要であり、グループ研究のなかでの主任研究者としての研究開発の企画実施を増やすことを目標としました。

まず日本小児がん研究グループ(JCCG)の研究として、高リスク神経芽腫に対する多施設臨床研究を七野浩之が主任研究者として実施しました。さらに七野浩之と吉本優里が神経芽腫に合併するオプソクローヌス・ミオクローヌス症候群に対する多施設共同研究及び日本における高リスク神経芽腫患者の予後についての後方視的多施設共同研究実施をJCCG研究として採用されており、これを継続しました。山中純子は再発小児急性リンパ性白血病の国際共同臨床試験の事務局として活動しました。またAIを活用したALL診断の研究を行いました。

赤松智久はコロナ流行と妊産婦及びその母体から出生した小児に対するCOVID-19の垂直感染および垂直感染経路に関する検討を多施設共同研究の研究責任者として行いました。また従前より行っている新生児の低酸素性虚血性脳症の新規バイオマーカーであるLOX-1についても研究を進め論文化しています。

田中瑞恵がAMED研究として、HIV母子感染における発達についての多施共同研究を主任研究者として継続実施しました。

一方、当院の特徴である、HIV感染症と特殊感染症についての臨床を生かし、単一施設でも研究を実施できる感染症に対する研究開発も行いました。特にトキソプラズマ母子感染とHIV母子感染についての研究開発は、当科で行わなければならないと考え、兼重昌夫、田中瑞恵、五石圭司を中心に行いました。さらには、これまで同様に国際医療協力の実施の中で、対象国の研究を支援し、後方視的な研究により種々の実態を明らかにし、対象国の今後に寄与する研究を行いました。これらの研究は国内で行える形で継続しました。