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診療科のご紹介
腎臓は体液の恒常性維持の中心的役割を担い、内分泌臓器として造血やカルシウム代謝にも関与する重要な臓器です。最近は糖尿病・高血圧などの生活習慣病の増加を背景とした慢性腎臓病(CKD : Chronic Kidney Disease)の増加が社会的にも問題になっています。さらにCKDでは、心臓病や脳卒中など心血管疾患の合併が多く、いかに治療・予防するかが喫緊の課題です。また、腎臓の異常は全身の疾患と密接に関連することも多く、腎臓内科医は全身をトータルに管理する力量が問われます。
当科がカバーすべき分野は、CKDをはじめとする腎炎・ネフローゼ症候群・腎不全(急性・慢性)・体液異常(電解質異常・酸塩基平衡異常・高血圧など)・腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)など多岐にわたります。また、身体面の治療を適切に行うことのみならず、社会生活面・精神心理面を総合的に支援できるように心がけています。このため、院内各診療科医師と綿密に連携をとり、栄養士・臨床工学技士・薬剤師・看護師・ソーシャルワーカーとともにチーム医療を推進し、保存期腎不全から腎代替療法までを一連の流れで診療しています。
診療科の特徴
- 腎生検を含め科学的に正確な診断と、個々の病態に応じた適切な治療を行います。
- 急性~慢性腎機能障害に対し、腎代替療法まで安全にチーム医療を推進します。
- 腎疾患以外も含めた、全ての血液浄化(アフェレシス)療法に対応可能です。
おしらせ
- 消化器内科の金子先生による、腹膜偽粘液腫(Pseudomyxoma peritonei)に対するCART療法の安全性と有効性を検討した論文がTherapeutic Apheresis and Dialysis誌に掲載されました。本研究では、片桐医長が責任著者を務めています。今後も当科では、多くの診療科や職種と連携しながら、研究成果を積極的に発表していきます。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1744-9987.70046 - 第60回日本小児腎臓学会学術総会(名古屋. 2025/5/22-24)が開催され、片桐医長がランチョンセミナーで講演を行いました。当院眼科の山本先生とともに、希少疾患であるシスチン症について解説しました。
https://cs-oto3.com/jspn60/ - AAV Networkセミナー(Web. 2025/5/22)が開催され、髙野科長が座長を務め、松村医師が講演を行いました。
- 心腎連携Webセミナー (Web. 2025/5/21)が開催され、髙野科長が座長を務めました。
- 当科OGの坂本先生による症例報告が、 CEN Case Reports に掲載されました。NDNFが梅毒関連膜性腎症の抗原であり、抗菌薬治療のみで寛解が得られる可能性を示しております。
https://link.springer.com/article/10.1007/s13730-025-00997-0 - 「関東甲信越静ブロック 東京シンポジウム“ファブリー病患者の未来プロジェクトPX!2025!”(西新橋. 2025/5/11 )が開催され、松村医師が講演を行いました。
https://www.fabrynet.jp/pdf/20250511.pdf - 第32回日本アフェレシス学会関東甲信越地方会(鎌倉. 2025/5/10)が開催され、鈴木みなみ医師が一般口演を、片桐医長がシンポジウムで発表を行いました。
https://sites.google.com/view/skgh-32apheresis - Medical Practice 2025年5月号(42巻5号)が発刊され、片桐医長の記事が掲載されました。
https://store.isho.jp/search/detail/productId/2506848700?srsltid=AfmBOor9eCnDk1ZAQKusSOyYsA5Wf-hqOqcF0hDyKqtovoJKYDrkTZTT - 当科レジデント大谷医師のLetterで、呼吸器感染症に対するアフェレシス療法の可能性についてのオピニオンがTher Apher Dial誌に掲載されました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1744-9987.70020 - 19th Shonan Tokyo Renal Conference (品川. 2025/4/21)が開催され、片桐医長が留学時代の研究成果を発表しました。
- 2025年4月5日- 9日に開催されました、米国神経学会(AAN 2025. Annual Meeting. San Diego, USA)で、当科を研修医時代にローテートしてくださった堀口先生がアフェレシスの研究成果を発表しました(指導医 片桐医長)。本研究は神経内科や放射線科の先生方にもご指導いただいております。
- 臨床雑誌内科. 135(4) (2025/4)が発刊され、片桐医長の書評が掲載されました。
- Medical Practice 42(4) (2025/4)が発刊され、アフェレシスの新展開について片桐医長の記事が掲載されました。
- Hypertension Joint Summit~腎 x 糖尿病~ (神田. 2025/3/26)が開催され、片桐医長が座長を務めました。
- medicina Vol.62 No.3 (2025/3)が発刊され、鈴木みなみ医師の記事が掲載されました。
- TAISHO Diabetes Forum 2025. (九段下. 2025/3/18)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
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第40回日本栄養治療学会総会(横浜. 2025/2/14-15)が開催され、当院での早期栄養治療加算への取り組みについて、集中治療科診療科長 岡本先生に御発表いただきました(共同演者:髙野科長)。
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月刊薬事2月臨時増刊号”腎薬マネジメントの知恵袋”が発刊され、松村医師、髙野科長の腎疾患の分類についての記事が掲載されました。
- AYA week 2025 市民公開講座. がん診療連携拠点病院機能強化事業. いろいろな移行期医療をのぞいてみよう!(Web. 2025/3/11)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- 箱根山セミナー(新宿. 2025/3/8)が開催され、髙野科長が基調講演および座長を務めました。井上剛先生(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科内臓機能生理学教授)および林香先生(慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授)に特別講演をいただきました。また多くの当科関連OBOGの先生がご出席されました。
- Terumo BCT Webinar. (Web. 2025/3/7)が開催され、片桐医長が外来アフェレシスについての講演を行いました。
- CKD Medical Collaboration Seminar ~より良い地域連携を考える~(Web. 2025/3/5)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- よく分かる!腎代替療法のこれからを考える会 (Web. 2025/2/20)が開催され、髙野科長が座長を務めました。
- COVID-19肺炎に対するPMX-DHP治療で、サイトカインや凝固マーカーの変動を調査した多施設共同研究の成果がCureus誌に掲載されました。片桐医長がCo-first Authorとなっております。
- 東京都臨床工学技士会 代謝専門部会 急性期セミナー (Web. 2025/2/9)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- 片桐医長のVanderbilt大学留学時代の研究テーマのひとつがCureusに掲載されました。Protein-tyrosine phosphatase 1B(PTP1B)の欠損が、糖尿病eNOSKOマウスにおける糸球体障害を大幅に減少させる可能性について報告しております。
- GLP-1 WEB講演会 (Web. 2025/1/28)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- TST Conference(Web. 2025/1/16)が開催され、髙野科長がclosing remarksを行いました。
- 当科をローテートしてくださった研修医の吉本先生の、アルコール性肝不全に対するアフェレシスのLetterが、Liver Transplantation誌に掲載されました。当科ではこれからも研修医・レジデントの先生に論文作成の機会を作っていきます。https://journals.lww.com/lt/citation/9900/letter_to_the_editor__plasma_exchange_for.526.aspx
- 地域で考えるCKD診療Seminar (Web. 2024/12/9)が開催され、髙野科長が座長を勤めました。
- DKD治療を考える会(Web. 2024/12/4)が開催され、髙野科長が講演を行いました。
- 片桐医長のVanderbilt大学留学時代の研究テーマの一つで、糖尿病性腎臓病におけるポドサイト/糸球体内皮のクロストークについての論文がScientific Reports誌に掲載されました。
https://www.nature.com/articles/s41598-024-79501-0 - PMMA Webセミナー(Web. 2024/11/26)が開催され、片桐医長が座長を務めました。
- 第4回日本腎・血液浄化AI学会学術集会・総会(大阪. 2024/11/24)が開催され、小泉医師が研究発表を行い、片桐医長がワークショップで座長を務めました。
https://site.convention.co.jp/jainbp2024/ - レジデントノート増刊 Vol.26 No.14. (2024/11)が発刊され、番場医師、片桐医長がCKD患者の集中治療について執筆しました。
https://www.yodosha.co.jp/rnote/book/9784758127264/index.html - Fabry Collaboration Meeting 2024 (新宿. 2024/11/22)が開催され、松村医師が基調講演の演者を、髙野科長が特別講演の座長を務めました。
- 第3回NCGM移行支援を学ぶトランジション勉強会 (Web. 2024/11/18)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- 第30回日本腹膜透析医学会学術集会・総会. (福岡. 2024/11/16-17)が開催され、齊藤医師が症例発表を行いました。
https://jspd2024.fukuoka-touseki.com/ - CKD Web Conference in Tokyo (東京. 2024/11/5)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- 腎フォーラム(東京. 2024/10/31)が開催され、片山医師が演者を、髙野科長が座長を務めました。
- 地域で支える心腎保護 (東京. 2024/10/24)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- 腎と透析10月号が発刊され、髙野科長の腎生検総合コメントが掲載されました。
腎と透析|東京医学社 - 第35回日本急性血液浄化学会学術集会(甲府. 2024/10/19 – 20)が開催され、片桐医長がシンポジウムで講演を行いました。
https://plaza.umin.ac.jp/jsbpcc35/index.html - 第45回日本アフェレシス学会学術大会 (大阪. 2024/10/12 – 14)が開催され、片桐医長がシンポジウム、ランチョンセミナー、スポンサードセミナー等で講演を行いました。
https://conf-lab.com/jsfa2024/ - 第54回日本腎臓学会西部学術集会 (姫路. 2024/10/5-6)が開催され、片桐医長が一般演題で発表を行いました。
https://www.kwcs.jp/jsnseibu54/ - Medical Practice 2024年8月号 「水・電解質異常への具体的なアプローチUpdate」に寺川医師・片桐医長の総説が掲載されました。
https://www.bunkodo.co.jp/magazine/6ZQT5USG34.html - 第54回日本腎臓学会東部学術大会(2024/9/28. 宇都宮)が開催されました。当科からは松原医師、大谷医師、片山医師、番場医師、川村医師が発表を行なった他、片桐医長が一般演題の座長を、髙野科長が一般演題およびランチョンセミナーの座長を務めました。また番場医師が優秀演題賞を受賞しました。https://www.m-toyou.com/jsneast54/
- 当科スタッフの受賞歴・競争的研究資金獲得歴をアップデートしました。
https://www.hosp.ncgm.go.jp/s006/100/20240930_Accolades.pdf - 第2回腎臓病教室(2024/9/9)が開催され、多くの患者さんやご家族が参加されました。
- 第12回 Tokyo Kidney Conference. 東京. (2024/9/5)が開催され、髙野科長が症例提示の座長を、片桐医長が特別講演の演者を務めました。
- 川村医師の論文で、中間型シスチノーシスの症例報告がBMC Nephrol誌に掲載されました。
https://bmcnephrol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12882-024-03722-8 - しんじゅくCKDセミナー. 東京(2024/8/30)が開催され、当科の多職種連携や腎代替療法外来、腎臓病教室について、鈴木薬剤師が講演してくれました。
- CCJAPAN. Vol. 141(三雲社. 2024/8/26)が出版され、外来アフェレシス治療について、片桐医長と患者さんたちとのオンライン座談会が掲載されました。
- Diabetes Medical Collaboration Seminar~より良い地域連携を考える~(Web. 2024/8/26)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- 薬剤師・メディカルスタッフのためのCKD webセミナー (Web. 2024/8/23)が開催され、髙野科長が講演を行いました。
- グローバルヘルス緩和ケア研究会(Web. 2024/8/21)が開催され、片桐医長が講演を行いました。
- 遠心式血漿交換に関するグループミーティング(東京. 2024/8/6)が開催され、片桐医長と布瀬主任臨床工学技士が講演を行いました。
- 2024年度NCGMRI夏季リトリート (東京. 2024/7/30)が開催され、片桐医師が共同演者として発表を行いました。
- AAV Network Conference(Web. 2024/7/11)が開催され、当科OGの川村医師が演者を、髙野科長が座長を務めました。
- 第41回城西地区透析若手医師の会(Web. 2024/7/4)が開催され、菊池医師が症例報告を行いました。
- 第1回腎臓病教室(2024/7/5)が開催され、多くの患者さんやご家族が参加されました。腎臓病教室につきましてはこちらをご覧ください
- 第67回日本腎臓学会学術総会(横浜. 2024/6//28)が開催され、松村医師がランチョンセミナーの講演と一般演題の座長を、髙野科長が一般演題の座長を務めました。
http://jsn67.umin.jp/ - 便秘治療を考える. Constipation Treatment Seminar. (Web. 2024/6/26)が開催され、小泉医師が講演を、髙野科長が座長を務めました。
- CCJAPAN. Vol. 140 (三雲社. 2024/6/26)が出版され、外来アフェレシス治療について、片桐医長と患者さんとの対談が掲載されました。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281681891/ - 主婦の友社雑誌の”健康”夏号が発刊され、髙野科長の記事が掲載されました。
健康 - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本 (shufunotomo.co.jp) - 2024年6月13日- 16日に開催されました、アジア太平洋腎臓学会総会(APCN &KSN 2024, Seoul, Korea)で片桐医長が研究成果を発表しました。
https://www.apcn2024.org/ - 令和6年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)が採択されました。片桐医長が分担研究者として参画します。
- 第69回日本透析医学会学術集会(横浜. 2024/6/7 - 9)が開催され、大溝医師、谷本医師、小泉医師、川村医師、嶋田医師が発表を行いました。
https://www.congre.co.jp/jsdt2024/ - 第59回日本小児腎臓病学会学術集会(福岡. 2024/6/7-8)が開催され、片桐医長が発表を行いました。
https://www.jspn59.org/ - 酸素需要のあるCOVID-19患者におけるポリミキシンB固定化カラムによる直接血液灌流法(多施設共同研究)の成果がScientific Reports誌に掲載されました。片桐医長が筆頭著者を務めました。
https://www.nature.com/articles/s41598-024-63330-2 - 厚生労働行政推進調査事業 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究 「一類感染症等集中治療アドバンストワークショップ」(大阪、2024/6/3)が開催され、片桐医長が講師として参加しました。
- 当科スタッフの受賞歴・競争的研究資金獲得歴をアップデートしました。
https://www.hosp.ncgm.go.jp/s006/100/202406_Accolades.pdf - 片山医師の論文で、新種のα溶血性連鎖球菌による急性腎盂腎炎の報告がInternational Journal of Medical Microbiologyに掲載されました。本論文はDCCおよび国立感染症研究所(NIID)との共同研究となっております。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1438422124000298 - 日本内科学会認定JMECC(NCGM, 2024/5/26)が開催され、片桐医長がブース長を、鈴木みなみ医師がアシスタントディレクターを務めました。
- 片山医師の論文で、重症マラリア感染に伴う急性腎障害の症例報告がCEN Case Reportsに掲載されました。
https://link.springer.com/article/10.1007/s13730-024-00886-y - 第31回日本アフェレシス学会関東甲信越地方会(東京、2024/5/11)が開催され、片桐医長が一般演題の座長を務めました。
- 研修医・若手医師のための腎臓・内分泌内科学への誘いWeb Seminar (Web. 2024/5/10)が開催され、髙野科長が座長を務めました。
- CKD Expert Seminar (Web. 2024/4/24)が開催され、髙野科長が座長を務めました。
- CC JAPAN vol. 139. (2024/4)が刊行され、片桐医長と髙野科長がインタビューを受けました。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281681891/new/ - 6NCリトリートポスターセッション(東京. 2024/4/13)が開催され、川村医師がポスター発表を行いました。
- 医学生・研修医・専攻医の日本内科学会ことはじめ 2024東京(2024/4/13)が開催され、菊池医師が症例発表を行い、優秀演題賞を受賞しました。
- New Generation Summit (新宿. 2024/4/17)が開催され、片桐医長が座長を務めました。
- 「腸溶解コーティングカプセルによるシスチノーシス患者の治療効果に関する研究」(研究代表者 片桐医長)が令和6年度 国際研究開発費(疾病研究分野)に採択されました。本研究は研究所および薬剤部との共同研究となっております。
- 標準・疾病名辞典 Ver. 4が医学通信社より発刊となり、腎尿路生殖器系項目の腎疾患について、髙野科長が執筆しました。当院からも、多数の先生方が執筆しております。
https://www.igakutushin.co.jp/Products/detail/1212 - Medicina(2024/4増刊号)が発刊され、鈴木みなみ医師が腎臓のセクションを一部執筆担当されました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/detail/40929 - 腹膜透析をはじめよう!と思ったら. 基礎から学ぶPD診療の実践. (Web. 2024/3/19)が開催され、川村先生が演者を、髙野科長が座長を務めました。
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