トップページ > 診療科・部門 > 部門 > 栄養管理部 > ご入院中のお食事について

ご入院中のお食事について

入院中のお食事は、医師の指示のもと治療の一環として、患者さんの病状に合った内容で提供させていただきます。

一般食

食種

常食
授乳婦食
学童食　Ⅰ
学童食　Ⅱ
学童食　Ⅲ
全粥食
5分粥食
流動食
きざみ食
離乳食　Ⅰ
離乳食　Ⅱ
離乳食　Ⅲ
幼児食　Ⅰ
幼児食　Ⅱ

治療食

食種・対象病名

エネルギーコントロール食
（糖尿病、肥満症、脂肪肝、脂質異常症、心臓疾患、妊娠中毒症、高血圧）
たんぱく質・ナトリウムコントロール食
（急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎不全、慢性腎不全、腎盂腎炎、透析、糖尿病性腎症、妊娠高血圧症候群、慢性肝炎、肝硬変）
脂質コントロール食
（急性膵炎、慢性膵炎、胆石症、胆のう炎、肝不全、急性肝炎、慢性肝炎）
形態調整食
（咀嚼困難）
嚥下食
（嚥下困難）
化学療法食
（化学療法の吐き気・味覚障害などの副作用により、食欲不振の方向け）
さくら食（宗教、文化の多様化に配慮したお食事）
濃厚流動食
検査食：
大腸検査・潜血食・乾燥食・ヨード制限食
低残渣食・IBD（炎症性腸疾患）食
（潰瘍性大腸炎、クローン病）
術後食・潰瘍食
（消化管手術後食、胃・十二指腸潰瘍）

特別（選択）メニューのご利用

当院では、一般食（常食・全粥食・授乳婦食・学童食）と治療食（エネルギーコントロール食の一部、E1600(C60%)・1800(C60%)）を召し上がっている患者さんを対象として、毎食（朝食・昼食・夕食）、特別（選択）メニューを実施しています。標準食以外のメニューを選択いただきますと別途料金が発生します。ただし、アレルギー・除外など別途対応が必要な方は、対象外となります。

糖質調整食について

当院では、平成29年7月より「糖質調整食」の提供を開始致しました。エネルギーコントロール食のうち1200kcal～1800kcalにおいて、医師が糖質調整の必要があると判断した場合に炭水化物比率が50%の食事を提供させていただきます。

当院のお食事のこだわり

だし
かつお節と昆布からとった出汁を使用しています。
出汁をとることで風味が強くたち、薄味でもしっかりと味や香りを感じることができます。
油
「こめ油」を使用しています。
こめ油は、米ぬかから抽出される植物油で、悪玉コレステロールを下げる作用をもつ「オレイン酸」の比率が高く、食事でとったコレステロールの吸収を阻害する作用があります。また、大豆アレルギーにも対応しており、安心してお召し上がりいただけます。
みそ
旨味の強い「善光寺平の白みそ」を使用しています。
生きた酵母を使用した生みそのため、風味が強く本来の深い旨味を引き出してくれます。
また、「赤だしみそ」も使用しており、料理によって使いわけをしています。
しょうゆ
「特選丸大豆しょうゆ」を使用しています。
丸大豆を100％使用して仕込み、じっくりと熟成させたもので、旨み・コク・風味が豊かです。また、大豆の油脂分から得られるまろやかな口当たりも特徴です。
砂糖
「三温糖」を使用しています。
香ばしく風味のある三温糖は、料理の味に深みとコクをだし、旨味をアップさせてくれます。

入院患者さんの宗教、文化の多様化に配慮したお食事の利用について

当センターでは、平成27年9月に外国人患者受入医療機関認証(JMIP)を取得しており、今後更に増加する訪日外国人への対応につとめております。
平成28年4月よりハラルに対応した「さくら食」を提供しております。「おもてなし」の気持ちを込め、日本の無形文化遺産である「和食」を基本とし、安心してお召し上がりいただけます。その他にも文化の多様化に配慮したお食事の対応につとめております。

さくら食の特徴

肉・肉エキスを除いた食事
さくら食は患者さんの食事の特徴に合わせて、さくら食A~Gの7種類に細分化しています。
・さくら食A　肉除外、アルコール除外、乳製品除外
・さくら食B　肉除外、アルコール除外
・さくら食C　肉除外
・さくら食D　豚肉除外、アルコール除外
・さくら食E　豚肉除外
・さくら食F　牛肉除外、アルコール除外
・さくら食G　牛肉除外
アルコールへの対応
アルコールを除外する必要がある場合には、ハラル食専用の「ハラルしょうゆ」、「ハラル味噌」を使用しております。当院ではさくら食A・B・D・F食がアルコール除外の食事となっています。
専用器具
さくら食では専用の調理器具を使用し、調理時のコンタミネーションを防止しております。
- さくら食専用の食器保管庫
- さくら食専用の調理スペース