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人工膝関節単顆置換術について

人工膝関節単顆置換術について日本人の変形性膝関節症の多くはO脚変形を伴っており、関節の内側の摩耗がより進んでいて、外側は比較的摩耗は軽度です。膝の痛みがいろいろな保存療法(手術以外の治療法)でよくならない場合、人工関節の手術を行うことになりますが、これまでは内側、外側とも一体型の人工関節に取り換える人工膝関節全置換術が主流でした。

近年になって、傷みの少ない外側は残して、摩耗の進んだ内側だけを取り換える、人工膝関節単顆置換術が行われるようになってきました。その特長は、関節の内側だけを手術するので、MIS手術(最小侵襲手術)を適用することが可能で、手術の傷が小さく、体にかける負担が少ないこと、術後の痛みも比較的軽く、リハビリテーションが楽であること、そして、最終的に膝の曲がりがいいことです。

人工関節全置換術、単顆置換術とも、進行した変形性膝関節症の治療として、非常に効果的な方法ですが、それぞれ特長があります。国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院では患者さんのニーズに合わせて最適な手術を行っています。整形外科の外来に詳しいパンフレットもご用意していますので、お気軽にご相談ください。