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基幹研修施設:国立国際医療研究センター病院
病院の機能・指導体制・実績など
救急科領域の病院機能
三次救急医療施設(救命救急センター)、災害拠点病院
指導者
専攻医指導医7名、救急科専門医9名、その他の専門診療科専門医師
救急車搬送件数
11,000/年(東京で6年連続最多)
救急外来受診者数
12,000人/年
研修体制
研修部門
救命救急センター(救急蘇生室2床、診察・観察用6床、独歩外来診察6室および病棟32床含む重症観察用13床)
研修領域と内容
- 救急蘇生室や救急外来における救急外来診療
- 病棟における重症患者に対するクリティカルケア、救急手技、処置
- 患者の当該科へ引き渡しや退院調整
- 救急医療の質の評価 ・安全管理
- 東京消防庁でのメディカルコントロール
- 臨床研究
- 災害医療
- 救急医療と医事法制
- 国際医療協力(条件を満たした場合)
研修の管理体制
救急科領域専門研修プログラム管理委員会による
身分保障など
- 給与:基本給:時給2800円×勤務時間数(約35万円/月)、宿日直、時間外手当
- 身分:診療医(後期研修医)
- 勤務時間:8:30-17:15
- 社会保険:労働保険、健康保険、厚生年金保険、雇用保険を適用
- 宿舎:空き状況に応じて提供可能
- 専攻医室:専攻医には、個人スペース(机、椅子、棚)が充てられる
- 健康管理:年1回。その他各種予防接種
- 医師賠償責任保険:各個人による加入を推奨
- 臨床現場を離れた研修活動:日本救急医学会、日本救急医学会地方会、日本臨床救急医学会、日本集中治療医学会、日本集中治療医学会地方会、日本外傷学会、日本中毒学会、日本集団災害医学会など救急医学・救急医療関連医学会の学術集会への1回以上の参加ならびに報告を行う。参加費ならびに論文投稿費用は一部援助あり。
週間スケジュール
*毎月一回(土曜日)に国立国際医療研究センター病院でICLSコースを開催しています。
専攻医の皆さんには優先的にインストラクターとしてコースへ参加できるように配慮し、その指導法を学んでいただきます。
レジデントの1日
当院では専攻医を“レジデント”と呼んでいます。私は現在フェロー(専攻医修了後3年)の松田航(まつだわたる)です。レジデントの1日をご説明します。外来勤務は日勤と夜勤の2交代制です。ここでは、夜勤を簡単にご紹介したいと思います。夜勤は17時15分スタート。まずはホワイトボードの前で日勤帯からの患者さんの引継ぎを行います。夜勤はレジデント2~3人、初期研修医2~3人で外来を担当しています。
夜勤帯で来る救急車は、その日によって差が大きいですが大体20台ほどです。9つある診療ブースが満床になることもしばしば。同時に複数人を診療する経験は、救急科ならではかもしれません。夜になるとやはり飲酒中の失神や外傷が多いですが、内因性疾患から多発外傷まで、搬送される症例はなんでもありです。判断に迷う症例や、救急科入院適応の患者さんが来院された場合には、病棟当直をしている上級医と相談し、診療にあたっています。
翌朝8時30分になったら、日勤の医師に引継ぎをして夜勤は終了。初期研修医の先生のカルテをチェックし、一緒に診た症例の診療内容を振り返ります。
カルテチェックが終わったら解散。仕事のon-offははっきりしており、勤務時間以外の呼び出しは基本的にないので、そのまま遊びに行くレジデントも多いです。 救急科は搬送台数も多く、忙しい日々ではありますが、その分学びも多いと思います。興味のある方はぜひ見学にお越しください!
週間スケジュール
月曜日 | 午前8時30分 救急外来カンファレンス・病棟回診 午後5時15分 病棟回診 |
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火曜日 | 午前8時30分 救急外来カンファレンス・病棟回診 午後5時15分 病棟回診 |
水曜日 | 午前8時 Mortality & Morbidity および Follow up カンファレンス 午前8時30分 救急外来カンファレンス・病棟回診 午後5時15分 病棟回診 |
木曜日 | 午前8時30分 救急外来カンファレンス・病棟回診 正午 抄読会・スタッフミーティング 午後5時15分 病棟回診 |
金曜日 | 午前8時 救急診療ことはじめコース(シミュレーション研修) 午前8時30分 救急外来カンファレンス・病棟回診 午後5時15分 病棟回診 |
土曜日日曜日祝祭日 | 午前8時30分 病棟回診 午後8時30分 病棟回診 |
救急外来カンファレンス
平日は、毎朝午前8時30分から救急外来カンファレンスを行います。ここでは、前日に救急搬送された症例について研修医・レジデントがプレゼンテーションし、その診断・治療に関してスタッフ医師とともに全員で情報を共有し、見直します。スタッフ医師から、必要に応じて関連した事項についてスモールレクチャーを行います。
病棟回診
毎朝、病棟担当レジデント・研修医および病棟医長(または当直責任者)を中心に入院患者のカンファレンスを行い、引き続いて病棟回診を行います。当直責任者は夕方にも病棟回診に参加します。
Mortality & Morbidity および Follow up カンファレンス
毎週水曜日8時00分より開催しています。症例の検討や他科に転科した症例をメンバー全員で追跡検討し、さらなる診療の質の向上を図っています。
抄読会
毎週木曜日午前12時から行われる抄読会に参加します。学会発表の予演もこの時間に行います。
救急診療ことはじめコース(シミュレーション研修)
毎週金曜日午前8時から行われるシミュレーションを用いた救急診療ケースタディ実習を行い、研修医を指導します。
毎月から隔月のスケジュール
NCGM ICLS コース(院内蘇生研修)
毎月開催するNCGM ICLS コースのインストラクター、ディレクターとして中心的役割を担います。
ER カンファレンス
毎月開かれる聖路加国際病院、東京医療センター各救急部門との合同カンファレンスに出席します。