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診療のご案内
感染症およびその疑いの方を診る診療科です
原因の分からない発熱、海外からの帰国後の体調不良、診断や治療の難しい感染症等、感染症の疑われる患者さんなどを広く受け入れています。しかし当科では「感染症でなければ診ない」などということは一切ありません。総合感染症科の医師はプライマリケア・内科一般について十分に修練を積んでいます。そのうえで感染症医となった者ばかりです。感染症かどうかが不確かなときでもしっかりと対応致します。是非遠慮無くご相談ください。
平成28年度の新外来患者数は4,603人、外来患者延べ数は14,551人でした。
外国人の患者さんを積極的に受け入れています
総合感染症科は”International Primary Care”の場でもあります。総合感染症科は国際診療部と協力し、外国人の患者さんを積極的に受け入れています。スタッフ医師のなかには米国での診療経験を持つ者、途上国での診療経験を持つ者が複数名います。東京オリンピックへの備えも万全です。
どのような感染症も診断できる体制を整えています
いま世界で問題となっているジカウィルス感染症ですが、国内初のジカウィルス感染症例は2014年に当科で診断されました。以後合計3例の診療に関わっています。また国内初のPlasmodium knowlesi 感染症(サルマラリア)も当科で診断されました。当院は最先端の多項目遺伝子測定機器を数種有しているだけでなく、国立感染症研究所と密に連携しており、どのような感染症も診断できる体制を整えています。
国の感染症対策を担うスタッフが揃っています
総合感染症科のスタッフは、厚生労働科学研究「一類.感染症の患者発生時に備えた治療・診断・感染管理等に関する研究」の研究代表者としてエボラ出血熱をはじめとした一類感染症対策の充実に尽力しています。
また、国立国際医療研究センター病院は、2013年4月より厚生労働科学研究費補助金(医療技術実用化総合研究事業)「我が国における熱帯病・寄生虫症の最適な診断治療体制の構築」(熱帯病治療薬研究班)のオーファンドラッグ中央保管機関に指定されています。2015-2016年度には厚生労働省「中東呼吸器症候群(MERS)等の新興再興呼吸器感染症への臨床対応法開発のための研究」を受託し、MERS対策充実のための研究を行いました。