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放射線治療の流れ2

放射線治療を施行することを決定した場合、当日若しくは日を改めてシミュレーションの予約を致します。シミュレーションではX線透視やCTを用いて、がん病巣を画像で確認しながらどのように放射線を照射したら最適な治療が行えるかを決定します。

シミュレーション

放射線治療は通常仰向けで行いますが、毎日正しく放射線を照射するためには毎日同じように仰向けに寝て頂くことが必要です。そのために補助具(マスクや体を包み込むベッドなど)を作成させて頂いた上で、X線透視又はCTを用いたシミュレーションを行わせて頂きます。

放射線を照射する範囲が決まりましたら体の前面、左右面にマジックインクなどで印をつけさせていただきます(マーキングといいます。)。この印は毎日同じように寝て頂き、正しく放射線を照射するための指標となる大切なものです。水に濡れた程度では落ちることはありませんのでお風呂に入ることはかまいませんが、強くこすったり拭いたりして消さないでください。

マーキング、必要なCT撮影が終わりましたら治療計画は終了です。終了後、外来治療の患者様は放射線治療の予約時間を決めさせて頂きます。ストレスのない治療をお受けいただく為、通院させるのにご都合の良い時間帯での予約をお取りさせていただいております。遠慮なく何なりとお申し付けください。

マーキング

マーキング

放射線を照射するための指標です。比較的消えにくい印ですが、擦ったり、石鹸等で洗うと消えることがあります。取扱いに関して、終了時にご説明させて頂きます。

治療計画CT撮影

治療計画CT撮影

治療の際にして頂くポジションになって頂き、体をしっかり保持する固定具を作成します。その状態でマーキングをした後、治療計画の為のCT撮影を行います。固定具作成、マーキング、CT撮影にかかる所要時間は約20分程です。

シミュレーション1 シミュレーション2 シミュレーション7

シミュレーション4 シミュレーション5 シミュレーション6

3次元治療計画

シミュレーションで撮影した患者さまのX線写真やCT画像から、がんの正確な位置を割り出してどのように放射線を照射するのが最適かを、コンピュータで検討します。患者さまの体内解剖を3次元的に再構成し、出来る限り副作用を生じさせない放射線治療方法を計画します。放射線治療医と医学物理士及び診療放射線技師の共同作業で、患者さま個別に最適な治療法を考えます。

3次元治療計画1 3次元治療計画2

「放射線治療においてターゲットに線量を集中し、且つ周辺組織への障害を最大限抑える」の目的のもと、治療計画CT画像を用い、ターゲット及び周辺臓器の定義を行います。ターゲットに対して最適な照射角度や範囲(照射野)をシミュレートします。その際、ターゲット周辺臓器における障害を考慮しつつ、最適条件を試みます。高精度治療ではより計算が複雑化する為、計算時間はより多くの時間を要します。

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