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小児のせぼねの問題
環軸椎亜脱臼・歯突起骨
頚椎のところでも触れましたが、第1頚椎(環椎)と第2頚椎(軸椎)の間で不安定性が生じて、脊髄の通り道が狭くなってしまった状態です。痛みが出ることは少なく、不安性のみであれば生活に注意しながら経過を見ることができますが、脊髄への影響が出るような場合は固定手術によって脊髄を保護します。

腰椎分離症・腰椎分離すべり症
骨が未成熟な時期に腰椎への伸展や回旋の負担によって腰椎が疲労骨折し、前後に分離してしまう状態です。初期では数カ月の安静で骨が癒合することもありますが、慢性期になると癒合しにくくなります。成長期前に分離が進むと不安定性が強くなり手術が必要になることがあります。
