心療内科ご紹介

心療内科では、患者さんを身体面だけでなく心理面・社会面を含めて統合的・全人的に理解しようとする心身医学の考えにのっとり、下記のような疾患・病態を中心に診療を行っています。

• 心身症：身体疾患の発症や経過にストレスなどの心理社会的因子が密接に関与している病態のことを指します。例えば過敏性腸症候群、緊張型頭痛や片頭痛、本態性高血圧症、糖尿病などでは心身症の病態をとることがしばしばあり、通常の治療では十分に改善しない一因になっていることがあります。
• 摂食障害：神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害など
• がん患者さんをはじめとする身体疾患患者に対する心理的サポート
• 生活習慣病に対する行動変容：食事療法、運動療法、薬物療法遵守などに対する行動医学的な介入 

治療法としては、心理社会的側面を含めた心身医学的な病態の理解に基づいて、薬物療法だけでなく、支持的精神療法・リラクセーション法・交流分析などの心理療法や行動変容技法も併せて行っています。また、特に専門的な心理療法として、摂食障害に対する認知行動療法、肥満に対する認知行動療法を実施しています。