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国立国際医療研究センターとNEC、5ヶ国語対応の再来受付システムを共同開発

2017年1月17日

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
日本電気株式会社

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(所在地:東京都新宿区、理事長:春日 雅人、以下 国立国際医療研究センター)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:新野 隆、以下 NEC)は、5ヶ国語(日本語・英語・中国語・韓国語・スペイン語)に対応した再来受付システムを共同開発しました。
本システムは、国立国際医療研究センター病院(所在地:東京都新宿区、以下 センター病院)において電子カルテや医事会計などから構成される病院情報システムを刷新するにあたり新たに開発したものであり、2017年1月から運用を開始しました。

本システムは、再診の外来患者が再来受付機に診察券を通すと、新患登録時に入力した母国語に応じた言語での音声案内および画面表示に自動で切り替わります。その後、患者が受診予定の診療科を選択・確定すると、言語に応じた行先案内票が再来受付機から出力されます。これにより、外国人患者に対するサービス品質の向上を実現します。なお、病院情報システムと連動し、音声案内から画面表示、行先案内票まで総合的に多言語対応を実現した再来受付システムは全国初(注)です。

国立国際医療研究センターは、国が定める6つの「国立高度専門医療研究センター」の1つで、新興・再興感染症及びエイズ等の感染症、糖尿病・代謝性疾患、肝炎・免疫疾患ならびに国際保健医療協力を重点分野としています。主要な診療科を網羅した総合的な医療提供体制の下で、高度専門・総合医療の実践と疾病の克服を目指す研究開発を推進しています。
2020年に向けて多国籍の外国人患者が一層受診しやすく、また医療の質と安全の面において国際水準を満たす病院を目指し、2015年にセンター病院に国際診療部を設置すると共にJMIP(外国人患者受入れ医療機関認証制度)を都内の病院として初めて取得しており、現在はJCI(国際的医療機能評価)認証取得に向けた準備を進めています。本システムの開発はこうした取り組みの一環であり、今後も外国人患者の円滑な受入れに向けた対応を進めていきます。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、今回の開発実績も活かし、今後も医療機関、自治体、企業、団体などに対する最先端ICTを活用した高度な医療・ヘルスケアソリューションの提供を通じて、安全・安心で人にやさしい健やかな社会の実現に貢献します。

以上

(注)国立国際医療研究センターおよびNEC調べ。2017年1月17日現在。

取材に関するお問合せ先

国立国際医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
広報係長:西澤 樹生(にしざわ たつき)
電話:03-3202-7181(代表) <9:00~17:00>
E-mail:press@hosp.ncgm.go.jp