資格取得を目指した理由
看護師経験3~4年目になり、看護のやりがいや楽しさを感じつつ、看護師としてさらにスキルアップをしたいと考えるようになりました。忙しい業務の中での自己学習に限界を感じており、もともと興味があったがん看護を改めて学びたいと考え、認定看護師を目指すことにしました。化学療法看護を選んだのは、モデルとなる先輩がいて自分も一緒に働きたいと考えたためです。
資格取得のための研修・勉強について
がん看護を学ぶ上で、がん医療専門の先生方が揃っている認定看護師教育課程を受講したいと考えました。カリキュラムが週末開校であったため、週末のみ認定看護師の講義に参加し、それ以外の日は自部署で働きながら研修を受けることで、学びをすぐに臨床で活用できることが強みでした。教育課程ではがん看護だけでなく、病態生理や看護管理なども学ぶことができ、看護実践において重要な学習機会を得ました。
現在の仕事内容
がん化学療法看護認定看護師として、医師や薬剤師ら多職種と協働して活動し、院内で安全に抗がん剤治療が行えるような体制づくりを行っています。また、当院のICI(免疫チェックポイント阻害剤)チームやアピアランスケアチームに参加し、院内の教育研修や地域との交流にも積極的に参加しています。
看護師としての自身の課題と、どうやってそれを乗り越えていきたいか
認定看護師の資格取得後、自分の考えを言語化し、多職種と協働する能力を養うことが課題と考えました。自分自身が納得した看護が行えるよう自己研鑽し、世の中の動きに目を向けつつ、様々な経験を得るように意識しました。また、他職種の専門性を理解し、相手の話をよく聞くようにすることで、だんだんと多職種チームで最善の医療を考えることの大切さと喜びを感じられるようになりました。今後も「楽しく」をモットーに仲間を増やしていきたいです。
看護師としての今後の目標
総合病院の中でのがん看護の質の向上に寄与していきたいと考えています。院内で安全な抗がん剤投与管理が行えるよう、病棟や外来が継続した看護が行えるような体制づくりをしたいです。また、認定看護師や専門看護師に興味・関心を持ってもらえるよう、人材育成にも力を入れていきたいと考えています。