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ゲノム医療
平成29年9月のリトリートカンファレンスのテーマは、「ゲノム医療」です。
ゲノム医療とは「ゲノム情報を網羅的に調べて、その結果をもとに、より効率的・効果的に病気の診断・治療などを行う」ことを意味し、臨床的インパクトのみならず、学術的・経済的インパクトも大きな分野です。ゲノム(DNAにコードされた全遺伝情報)と遺伝子について研究する生命科学の一分野をゲノミクスといいますが、このゲノミクスは、病気の診断と治療法選択のツールとしての可能性(いわゆる個別化医療、プレシジョン・メディシン)に加えて、予防医学における役割も担っています。
遺伝性疾患の遺伝子診断、がんのプレシジョン・メディシンなどでゲノム医療の臨床活用はすでに始まっており、今後、加速すると見込まれています。実際に、ゲノム情報を病気の診断・治療に導入する際には、分かりやすく誤解のない形で患者・被検者に説明し、その意志決定を支援することが不可欠であり、そのプロセスが遺伝カウンセリングです。
今回はメディカルゲノムセンターがテーマの取りまとめをする形で、ゲノム医療の現状と遺伝カウンセリングについて概説していただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時
平成29年9月20日(水) 18:30~20:00
場所
国立国際医療研究センター 研修センター5階 大会議室
テーマ
ゲノム医療
総合司会
加藤規弘先生(国立国際医療研究センターメディカルゲノムセンター長)
プログラム
- はじめに
加藤規弘先生(国立国際医療研究センターメディカルゲノムセンター長) - 講演
- 遺伝性疾患のゲノム医療~現状と展望~
松原洋一先生(国立成育医療研究センター研究所長) - がんゲノム診断の臨床実装と治療開発への応用
土原一哉先生(国立がん研究センター先端医療開発センターTRグループ分野長) - ゲノム医療における遺伝カウンセリング(出生前診断を含む)
斎藤加代子先生(東京女子医大遺伝子医療センター長/NCGMメディカルゲノムセンター併任)
このページに関する問い合わせ先
〒162-8655東京都新宿区戸山1-21-1
国立研究開発法人国立国際医療研究センター
リトリートカンファレンス企画委員会事務局
大曲 貴夫(副院長・国際感染症センター長)
梶尾 裕(糖尿病内分泌代謝科診療科長)